浴せ倒し

ぶら下がり健康機にぶら下がったまんま
ぶら下がり健康機ごと転倒してしまった。
湯上がりである。
その光景は日常を逸脱したイリュージョン、
または無様だったであろう。
幸い無傷無痛だったのは日頃の行いがよかったおかげである。.....か？
詳しく云うと、銭湯にてである。
普段のバスタイムはからすの行水なのだが、
ついついうっかり長湯してしまうのだ。
銭湯マジックとも云うべきものに翻弄され、のぼせた上に
ぶら下がって目眩がしたのだった。
もひとつ詳しく云うと、呑んでいたのだった。
呑んで銭湯長湯してぶら下がり健康機は危険だ＿と学習した。
呑んだらぶら下がるな、ぶら下がるなら呑むな＿である。

ロッカーはもちろん
１４番。
ヨハン・クライフ !!!
偉大なゼッケンを
背負いながら
傍にいた
杖をついた爺さんに
「何ともないかえ？」と
気遣いされるありさま。
アイタタタ....
インドメタシンより
フェルビナクが効くぜ。
やっぱちょいと
痛いのである。