ONCE ダブリン（じゃないけど）街角で

昨年ベストアルバムに挙げた「The Swell Season」
アイルランドのザ・フレイムスのグレン・ハンサードと
チェコの女性SSWマルケタ・イルグロヴァによる、
素敵な大人の楽曲集＿これ、名盤！
その二人が主演の映画が日本でも上映されるらしく
ちょいちょい雑誌で取り上げられたりしている。
「ONCE ダブリンの街角で」＿邦題のとおりアイルランドが舞台。
ストリートミュージシャン（グレン）と楽器屋でピアノを弾くチェコ移民（マルケタ）
の、音楽を媒介にしたラヴストーリー。.....らしい。
何を読んでみてもかなり要約されたあらすじは、
青臭い学園祭みたいな思い出作り感がぷんぷんしているが、
実際画面では、そこに流れる音楽が、ストーリーを
ぐいぐい引っ張って押上げているのだろう。
関西では年明け位に上映予定。それまで憶えていたら観に行こうと思う。

「鶏すき」を作った。失敗した。
松茸を入れるべきところをケチってしめじと椎茸にしたからではない。
有名割烹の一流料理人によるレシピは、素人をやさしく誘ってくれるが、
材料、調理法と、匠の技術はその限られたスペースに納まるわけはない。
なぞるようにしかまだ料理できない僕は、行間までは読み取れなかった。
「素人が手をだすんじゃねえ！」
湯気の向こうから彼が睨んでいる。
結局カミさんが、引いたり足したりして食えるようにしてくれた。
次の日、残ったそれで「親子丼」

その数分前、カミさんがケータイ機種変更するため付き添ったケータイ屋にて、
店員のお姉さんに「息子さん」と呼ばれた。
姉弟に間違われることはしばしばあるが、親子って！？
湯気で眼が霞んで来た。おっと、眼鏡をかけっぱなしだった。

旨かった。