iCAMERA

人生初の内視鏡検査をうけた。胃カメラだ。
しばしば胃カメラは「飲む」と表現されるが、
事前に鼻からの挿入スタイルだと聞かされていたので、
どちらかといえば「吸う」感じかと思っていたのだが、
のどを通過する際「はい、ごっくんして下さい」と指示され
自らごっくんしたので、やはり「飲む」ものでした。
友人からビビらされビビっていた程ではなかったものの、
先っちょにカメラのついた管が体内をうろちょろされるのは、
やはり気持ちいいものではありません。
アタマの中ではシン・リジーのholy warが鳴っていました。
胃カメラを飲んでる際のBGMに合ってる気がする。
とか、「人間ポンプ」さんのあれはあれでスゴイ芸だなあ、
なんて、間抜けたスタイルで浮かべてたのは、そんなことでした。
余裕があったわけではなく、思考の隙間みたいなもんです。
撮られた画像見ながら、医師から
「ここはこうでこうですが、きれいな胃ですよ」
「十二指腸は炎症のあとがありますが、ほらここ、まあ大丈夫でしょう」とか
聞かされホッとしながら
「先生、ホルモン焼屋とか行ったら、職業柄っといったもの出ますか？」
と聞きたかったが、くだけん雰囲気なのでやめた。