from KOBE

１２日、JAD FAIR のライヴに行く、その足取りは重い。
楽しみにしていたから楽しむことに気が重かった。

開演に間に合わなかったので「わすれろ草」は音漏れを
外で聴く。静かに繊細につむがれるうた。
とともに、ときおり電車の音、暗い瀬戸内海、春の夜の空気、
あたりまえなのにあらためて感じる心地良さ。
休憩時間に福田君（SWEETDREAMS)に再会、
おのずと震災のはなし、東京の自宅は何とか無事らしいと
飄々としてい、このツアーラストの今宵への意気込みや
手応えみたいなものに逞しさを感じた。
テニスコーツ。音鳴るものなら楽しんで鳴らしちゃえ
という根源的な”音楽”を自然に鳴らせる希有な人たちだ。
途中から with JAD FAIR。ほほえむ。



そして、JAD FAIR !
ボディとネックを輪ゴムでアジャストした
自分でペイントしたギターをかき鳴らし
歌うさまは、楽しくもありシリアスでもあり
ああ俺、これでいいのだ、と思えるような
寛容的なパフォーマンスだった。
ギターがバラバラになって
with テニスコーツで
Close To You のカバーでしめくくった。
素晴らしい夜でした。
ありがとう。


このたびの甚大な自然災害により亡くなられた方々に心よりご冥福を
お祈りいたします。
被災され不自由な日々を送っている方々に深くお見舞い申し上げます。
離れたところからではありますが、胸が痛くこみ上げるものがあります。
ぼんやりとした不安もあります。つらいでしょうけど生きましょう。
つたない文ですみません。