GOTTA!! baby!! SOCK IT TO ME!!

5/4
親父の十三回忌法要を執り行った。
親父とは、亡くなってからの方が生前よりも語れてる気がしている。
俺は親父を反面教師のように見てきていて、まともにしゃべった事がなかった。
２０代後半になって、ようやくやっと、けっこう話し通じるし
面白い人だなと思えるようになった。
親父と酒を酌み交わしながら夜が更けていくのが楽しく感じ初めていた矢先に、
あっけなく逝ってしまいやがった。
だからか、現在もそのE感じの関係の延長線上のような気分だ。
迷ったり戸惑ったり、しくじってへこんだり、
または、ノリにノッてる......の局面で、なんとなく冷静にさせてくれる
親父の優しい声が聞こえるような気がしている。
自分勝手な都合の良い想像なのかも知れないけど。

同日
大好きな人の葬儀が執り行われていた。
ロック葬...か。らしいなあ。
忌野清志郎が亡くなった事に動揺していて、
くよくよしている場合じゃない、めそめそしている場合じゃない、
受け入れなければいけないと思うのだが、
やりきれなくて切なくて、まだコトバが詰まってしまう。
清志郎からいろんな事を学んできた。
いやいやまだまだこれからもずっとずっと教わる事があるのだろう。
うまく言えない。

5/8
清志郎の告別式の前日、
ここ神戸で三宅伸治のライヴがあった。
会場に着いた時には、もうライヴは盛り上がっていた。
あの人懐っこいシワクチャの笑顔でラヴソングを唄っていた。
そうなんだね。ラヴソングが最高のメッセージなんだ。
時々、こみ上げるものがあったようだが、
終止笑顔で演り切った。
かっこいいぜ！三宅伸治！
清志郎について...
やっぱりうまく言えないみたいだった。
←写真は、会場を飛び出して
「シュー」を皆で合唱しているとこ。
大切な人に対して、
もやもやとした、うまく言えない事を
想いつづける事が
ソングラインの源流なんだな。
アンコールの「約束」であふれた涙は、
悲しい涙じゃなくてあったかい気持ちだった。

最後、「雨上がりの夜空に」で大合唱！サイコー！
もう一度言おう。三宅伸治、いや伸ちゃん、かっこいいぜ！

親愛なる人の不在はつらいんだけど、
病魔との闘いをブルースと呼んだ清志郎のコトバを引用して、
「何事も人生経験と考え、
この新しいブルースを楽しむような気持ちで＿」俺はまだしばらく
コッチでやるつもりだから、
親父！！
キヨシロー！！
ソッチでガッタガッタ楽しくやっていてくれ！
.....やっぱうまく言えてないなあ。
ok! サケトゥミ！